お知らせ一覧

「乳がんの転移性脳腫瘍の脳内分布に関する研究」のお願い

2017年5月19日

「乳がんの転移性脳腫瘍の脳内分布に関する研究」のお願い

診療情報及び診療時に採取・保管された検体を用いた研究に関するお知らせ

大阪府立成人病センター

総長  松浦 成昭

大阪府立成人病センターでの診療情報および診療時に採取・保管された検体を

下記の研究に用いることになりましたのでお知らせします。

1.研究者代表 (所属)脳神経外科(氏名)木下 学
2.研究責任者 (所属)脳神経外科(氏名)木下 学
3.研究課題名 乳がんの転移性脳腫瘍の脳内分布に関する研究
4.研究概要

(個人情報の利用の目的)

 転移性脳腫瘍の診断は近年増加傾向にあり、その原因の1つとして診断精度の向上などが考えられる。全国集計(1984〜2000年)による症例数は14,484例であり、全脳腫瘍の17.5%を占めている。悪性腫瘍患者における脳転移発生率は約9%と推定されており、これは約6万人の転移性脳腫瘍患者が存在することを示す。実際、米国では年間17万人以上の新規転移性脳腫瘍患者が報告されており、これは全脳腫瘍の中で最多である。原発巣については、肺(51.9%)、腸(10.1%)、乳腺(9.3%)、腎(5.3%)、胃(4.8%)、頭頸部(3.2%)、肝(2.1%)、子宮(1.7%)と報告されている。

悪性疾患の診断時に脳への転移を認めることが他の臓器に比して多いことから、脳には何らかの転移を受けやすい機序が存在すると考えられている。また、脳内でも転移性脳腫瘍の分布に偏りがあることがこれまでに指摘されている。これまでの報告の多くはCTや病理解剖の結果から分析されており、いわゆる「分水嶺領域」に転移が発生しやすい、脳の体積に比して後頭蓋窩への転移が多い、などと言われている。乳癌からの転移は小脳に多く、肺癌からの転移は頭頂後頭葉と小脳に多いとの報告もある。しかしながらこれまでの報告の多くは症例ごとの脳のサイズや画像撮影のスライスの傾きの違いなどが考慮されておらず、また、発生部位を肉眼的に判定するなど十分検討されたとは言えない。さらに、原発巣の組織診断による違いも十分に明らかになっていない。

乳がんは比較的脳転移を生じやすいがんであるとされるが、原発巣の生物学的特性(例えばエストロゲン受容体やHER2受容体の発現)とそれらの、脳転移への影響についての報告はごく一部であり、現時点ではほとんど明らかになっていない。

本研究では、乳がんを原発巣とする転移性脳腫瘍の脳内での分布について解析する。すなわち、転移性脳腫瘍を合併した乳がん患者の頭部CTならびにMRI画像を解析し、原発巣の組織診断や種々の予後や薬剤反応性を反映することが知られているバイオマーカーの違いによる転移巣の脳内分布の変化等を明らかにする。

研究期間:倫理委員会承認後 ~ 平成30年3月

(遺伝子解析:行わない)

5.使用する診療情報 診療情報名(カルテ情報、画像情報を150症例分)

対象収集時期 平成20年1月 ~ 平成29年3月

6.使用する検体 なし
7.病 名 乳がん、脳転移

 

なお ① この研究の科学的妥当性と倫理性は、当院の倫理審査委員会、遺伝子解析研究部会などにおいて厳重に審査され、承認されています。

なお、個人情報の安全保護についても万全の体制下にて管理され実施されます。

② 具体的な研究内容を知りたい場合には、下記の問い合わせ窓口までご連絡下さい。

③ 今回の研究に用いることに対し、拒否することができます。その場合には下記の問い合わせ窓口までご連絡下さい。

 

✰お問い合わせ

大阪府立成人病センター 研究所病院共同研究連携室

室長  伊藤 和幸

住所:〒537-8511 大阪市東成区中道1-3-3

Fax:06-6977-6151

e-mail:kbyori01@mc.pref.osaka.jp

(お問い合わせは、Fax、e-mail又は郵送でお願いいたします。また、氏名及び診察券に記載されているカルテ番号を必ず記載するようにして下さい。)

『髄膜腫の摘出術前塞栓術を含めた治療に関する前向き観察研究』 のための医療データ提供のお願い

2017年5月18日

『髄膜腫の摘出術前塞栓術を含めた治療に関する前向き観察研究』 のための医療データ提供のお願い

これまでは本邦で保険適応を得ていた塞栓物質はありませんでしたが、このたび多血性腫瘍に対する球状ビーズ(エンボスフィア®)が認可され、切除適応のある髄膜腫が多血性の場合に術前塞栓術を行うことが予想されます。

今回我々は、当院における手術適応のある髄膜腫症例を全例前向きに観察することにより、球状ビーズ認可直後の時期の髄膜腫の治療成績を検証することで、術前塞栓術の臨床的有用性と危険性を解析する研究を行います。

この研究のために2014年10月1日~2018年9月30日までの期間に当院で頭蓋内髄膜腫の摘出術を受けられた患者さんの周術期情報と術後2年後までの観察を実施します。

得られたデータは匿名化した後に大阪大学脳神経外科にて同院の症例と合わせて解析を行います。病院スタッフは、医療従事者としての守秘義務が課せられており、患者様の個人情報は固く守られています。また、この研究で得られた情報を取りまとめる際、患者さん個人を特定できる情報(氏名・住所・電話番号等)は記載しません。同様に、医学雑誌等に発表する場合も個人が特定できないように配慮されます。

ご提供頂いた医療データは研究終了後、主任研究者が厳重に保管し、研究終了5年後に廃棄されます。

この研究への医療データ等の提供をご辞退される場合、また研究の内容についてより詳細な情報を希望される場合やご質問等がある場合には下記の担当医師までお申し出ください(2018年9月末まで)。

医療データ等の提供をご辞退された場合は、連絡を受けた時点でご提供頂いた医療データは廃棄させて頂きます。また、ご辞退されたことにより患者さんが治療上の不利益を受けることは一切ありません。

問い合わせ先 大阪国際がんセンター 脳神経外科 木下 学

NCD:手術・治療情報データベース事業への参加について

2016年1月12日

NCD:手術・治療情報データベース事業への参加について

当科は、一般社団法人National Clinical Database(NCD)が実施するデータベース事 業に参加しています。

この事業は、日本全国の手術・治療情報を登録し、集計・分析することで医療の質の向 上に役立て、患者さまに最善の医療を提供することを目指すプロジェクトです。

この法人における事業を通じて、患者さまにより適切な医療を提供するための医師の適 正配置が検討できるだけでなく、当科が患者さまに最善の医療を提供するための参考とな る情報を得ることができます。何卒趣旨をご理解の上、ご協力を賜りますよう宜しくお願 い申し上げます。

1.NCD に登録する情報の内容:2015 年 1 月 1 日以降、当科で行われた手術と治療に関する情報、手術や治療の効果やリ スクを検証するための情報(年齢や身長、体重など)を登録します。NCD に患者さまのお 名前を登録することはなく、氏名とは関係のない ID を用いて登録します。ID と患者さま を結びつける対応表は当科で厳重に管理し、NCD には提供しません。

2.登録する情報の管理・結果の公表:登録する情報は、それ自体で患者さま個人を容易に特定することはできないものですが、 患者さまに関わる重要な情報ですので厳重に管理いたします。当科及びNCDでは登録する情報の管理にあたって、情報の取り扱いや安全管理に関する 法令や取り決め(「個人情報保護法」、「疫学研究の倫理指針」、「臨床研究の倫理指針」、「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」等)を遵守しています。データの公表にあたっては、NCD が承認した情報のみが集計データとして公表されます。 登録するデータがどなたのものであるか特定されることはありません。

3.登録の拒否や登録情報の確認:データを登録されたくない場合は、登録を拒否していただくことができます。当科のス タッフにお伝えください。また、登録されたご自身のデータの閲覧や削除を希望される場合も、当科のスタッフに お知らせください。なお、登録を拒否されたり、閲覧・修正を希望されたりすることで、日常の診療等において患者さまが不利益を被ることは一切ございません。

4.NCD 担当者の訪問による登録データ確認への協力:当科から NCD へ登録した情報が正しいかどうかを確認するため、NCD の担当者が患者 さまのカルテや診療記録を閲覧することがあります。当科がこの調査に協力する際は、NCD の担当者と守秘義務に関する取り決めを結び、患者さまと ID の対応表や氏名など患者さまを特定する情報を院外へ持ち出したり、口外したりすることは禁じます。

本事業への参加に関してご質問がある場合は、当科のスタッフにお伝えください。また、 より詳細な情報は下記に掲載されていますので、そちらもご覧ください。

一般社団法人 National Clinical Database(NCD)ホームページ URL: http://www.ncd.or.jp/

初発中枢神経系原発悪性リンパ腫に対する照射前大量メトトレキサート療法+放射線治療と照射前大量メトトレキサート療法+テモゾロミド併用放射線治療+テモゾロ ミド維持療法とのランダム化比較試験の症例登録を開始しました。

初発中枢神経系原発悪性リンパ腫に対する照射前大量メトトレキサート療法+放射線治療と照射前大量メトトレキサート療法+テモゾロミド併用放射線治療+テモゾロ ミド維持療法とのランダム化比較試験の症例登録を開始しました。

JCOG1016:初発退形成性神経膠腫に対する術後塩酸ニムスチン(ACNU)化学放射線療法先行再発時テモゾロミド化学療法をテモゾロミド化学放射線療法と比較するランダム化第III相試験の症例登録を開始しました。

2014年10月4日

JCOG1016:初発退形成性神経膠腫に対する術後塩酸ニムスチン(ACNU)化学放射線療法先行再発時テモゾロミド化学療法をテモゾロミド化学放射線療法と比較するランダム化第III相試験の症例登録を開始しました。