当科の特徴

ごあいさつ

平成25年4月に大阪府立成人病センター脳神経外科(脳外科)に赴任して以来、大阪府民のために良性・悪性脳腫瘍治療ならびにがん患者に対する脳血管障害の治療にあたってまいりました。

新規抗腫瘍薬(抗がん剤)や様々な放射線治療法など多様な治療法が出現しておりますが、それらの中から最適な治療方法を選択することが治療の成否を大きく左右します。われわれ成人病センター脳神経外科では、「正しい知識とデータに基づいて、多彩な治療法の中から、患者さん一人ひとりに最適な治療法を選択する」を診療哲学の基本としております。このような基本に則ってはじめて、患者さん一人ひとりに見合った最適な治療方法が決まると考えております。また、がん患者に発生する脳卒中は、一般の脳卒中とは異なったケアが必要です。
また、手術ひとつをとっても、脳の一部を切除するような手術では神経症状を術中に確認しながら腫瘍の摘出を進める「覚醒下手術」が必須になります。

平成29年3月より大阪府立成人病センターは大阪国際がんセンターとして再出発します。当センターがこれまで以上に基幹病院脳神経外科として他の医療機関では提供できないような高い水準の脳外科診療を大阪府民の皆様に提供できるように日々努力して参りますので、よろしくお願い申し上げます。

平成29年3月27日 木下 学

診療内容

主要疾患

  • 悪性脳腫瘍(神経膠腫、胚細胞性腫瘍、悪性リンパ腫、転移性脳腫瘍)
  • 良性脳腫瘍(髄膜腫、神経鞘腫、下垂体腺腫、頭蓋底腫瘍、頭蓋骨腫瘍)
  • 脳血管障害(脳動脈瘤、閉塞性脳血管障害、脳動静脈奇形)
  • 脊髄腫瘍(脊髄髄内腫瘍、脊髄髄外腫瘍)
  • 機能的脳外科疾患(三叉神経痛、顔面痙攣、水頭症)

治療方針

診療哲学

脳腫瘍治療では長期にわたる患者さんへのトータルケアが必要です。「正しい知識とデータ」に基づいて、開頭手術、血管内手術、放射線治療、薬物療法といった多彩な治療法の中から、患者さん一人ひとりに最適な治療法を選択しています。

最先端の治療提供

院内の他診療科や数多くの医薬研究機関と連携しながら、最新の診断・治療技術を採り入れています。先進的な脳画像解析や画像誘導ナビゲーションシステムなど、世界最高水準の手術支援技術を駆使し、必要最小限の侵襲で、安全かつ確実な腫瘍摘出を心がけています。

セカントオピニオン

他院で治療困難とされている患者さんのセカンドオピニオンを積極的に受け入れております。当院を含めて限られた施設でしか行われていない先進的治療法の提供や他治療施設への紹介を行なっています。

各種臨床試験

JCOG(日本臨床腫瘍研究グループ)臨床試験

JCOG1016:初発退形成性神経膠腫に対する術後塩酸ニムスチン(ACNU)化学放射線療法先行再発時テモゾロミド化学療法をテモゾロミド化学放射線療法と比較するランダム化第III相試験

JCOG1114:初発中枢神経系原発悪性リンパ腫に対する照射前大量メトトレキサート療法+放射線治療と照射前大量メトトレキサート療法+テモゾロミド併用放射線治療+テモゾロミド維持療法とのランダム化比較試験

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